【12.夕寛陰】PRINCE – Do Me, Baby

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黄昏の薄闇の中で咽び泣きながら聴きたい、甘く切なく美しい名曲です。

1985年のMELI’SA MORGAN によるアーバンなカバーも最高ですが、何と言っても 2PAC がMAKAVELI 名義でリリースした「To Live And Die In L.A.」の元ネタとして有名でしょう。

同曲が収録されたアルバム『The Don Killuminati (The 7 Day Theory)』は、彼が1996年9月7日に銃撃されて亡くなる直前の8月、わずか7日間でレコーディングされ、死後2ヶ月を経過した11月にリリースされたという、2PACを伝説たらしめた奇跡の作品です。「L.A. で生き L.A. で死ぬ」という曲名に反し、彼が銃撃されたのは隣のネバダ州ラスヴェガスだったというのは皮肉な話ですね。

私は 2PAC の方を先に聴いていたので、こちらの元ネタは後追いで知りました。元ネタあるあるの例に漏れず「LIVE版を聴いているような贅沢な錯覚」に陥ったのはもちろんなのですが、本作の場合はさらに不思議なことに、PRINCE から 2PAC への時代を超えた R.I.P. ソングのように聴こえてなりませんでした。咽び泣くような歌唱も相まって、涙無くしては聴けない仕上がりになっています。

当サイトでは本来、知識と音楽は切り離して考えていますが、今回は趣向を変え、背景を知るほどに味わいが増す好例として取り上げさせて頂きました。2PAC からの PRINCE、皆様も是非一度試してみてはいかがでしょうか。

いつ聴きたいか(昼/夕/夜)
何をしながら聴きたいか(踊/乗/寛)
どんな気分で聴きたいか(陽/陰)
18パターン分類12.夕寛陰
アーティスト名PRINCE
曲名Do Me, Baby
収録アルバム名Controversy
リリース年代1980年代
リリース年1981
言語洋楽
産地(国 > 州 > 街)United States > Minnesota > Minneapolis
United States
Minnesota
Minneapolis
ジャンル(Vocal/Rap/Inst)Vocal
性別男性
BPMレンジ60〜
BPM69
ネタ使い区分
ネタ名2PAC – To Live & Die In L.A.
プロデューサー名PRINCE
レーベル名Warner Bros. Records
ATAMIC DOGG

熱海出身の元DJ。2000年頃から掘り続けてきた"G"な音楽を紹介します。GANGSTA RAP、SOUL、FUNK、R&B、JAPANESE CITY POP 等、定番から知られざる名曲まで惜しみなく公開していきます。掘れば掘るほど湧き出る"G"の温泉を、ごゆっくりお楽しみください。
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