【05.昼寛陽】CHICO & COOLWADDA – High Come Down

真夏の日光を浴びながらビーチでチルしたくなりますね。

特にアウトロの方で目立つプリズムのようなウワモノが太陽光を表現しており、暖かい光に全身が包み込まれるような心地よさに溢れています。

出会いは、まだ駆け出しの高校1年生ぐらいの頃「I LOVE HIP HOP Vol.3」コンピの1曲目でのことでした。当時、ウェッサイやG-RAPという概念を知る由もなく、元ネタである「EVELYN CHAMPAGNE KING – Love Come Down」など知るはずもなかった私は、極めてピュアな感覚で心酔し、何度も何度も聴き直した思い出の1曲です。

今でこそ、元ネタをスローダウンして別次元を定義した レジェンドプロデューサー BATTLECAT の技術の恐ろしさ、COOLWADDA の「水のように滑らかなフロウ」の心地よさ、客演王 NATE DOGG の空間装置的な歌唱力など、いろいろ頭で考えてしまいがちですが、いっさいの予備知識なく盲目の中でこの曲と出会えたことは数少ない音楽的成功体験と呼べるのかもしれません。

まだ聴いたことが無い方が羨ましい名曲です。