これでもかと言わんばかりに高揚感を掻き立てるイントロからして最高な、ジャパニーズ・ディスコ・クラシックです。曲調はディスコですが、開放的なイメージから「昼」に分類させて頂きました。バブル期の海外旅行のCMとかで使われていそうですね。
アルバム『Bi Ki Ni』は、前年のアルバム『Heaven Beach』で3曲を手がけた当時若手の角松敏生さんにアナログA面(Disco Side)全てのプロデュースを委ね、杏里のアーティストイメージを確立させたエポックメイキングな一作です。
興味深いのは、アルバム1曲目、しかも明るい曲調に反し、歌詞のテーマが「別れ」であるところです。「別れ」というと湿っぽくなってしまいがちですが、最後ぐらいは笑顔で締めくくり、前を向いて新しい出会いに進もうというメッセージなのかもしれません。いずれにしても強力なパワーを持った名作です。
熱海出身の元DJ。2000年頃から掘り続けてきた"G"な音楽を紹介します。GANGSTA RAP、SOUL、FUNK、R&B、JAPANESE CITY POP 等、定番から知られざる名曲まで惜しみなく公開していきます。掘れば掘るほど湧き出る"G"の温泉を、ごゆっくりお楽しみください。
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